熱成形について
熱成形は、加熱し軟化させたプラスチックシートから形状をつくる成形方法です
真空成形による成形
連続真空成形による成形
1.真空成形、2.圧空成形、3.プレス成形が代表的な成形法とされ、多品種少ロット時代に相応しい成形として高く評価されています。
射出成形では金型の償却負担が重くなるような、投影面積の大きな製品、小ロット向きな製品、試作品に対して、コスト的メリットを発揮でき、デザイン変更や設計変更が生じた際も、比較的型を修正できる点などからも、同様のメリットが得られます。
また、射出成形と比べ、少ない製作日数で設計から生産まで対応できる点も熱成形のメリットとしてがあげられます。
反面、片面成形であること、複雑な形状の製品には適用できないこと、抜きテーパーが必要であることなどの成形上の制約があること大量生産向きでないことが、射出成形との違いとしてあげられます。
(真空成形は多品種小ロット向きと謳われますが、ブリスターなどの連続真空成形品は、量産が可能となります。)